こんにちは!しゃかでございます(´∀`*)
今回は、2020年9月にリリースされた、洋楽・邦楽のヒップホップ&ソウルの良盤をまとめてみました!
洋楽は、コロナウイルスの影響で延期されていた、ビックタイトルが次々にリリース!
邦楽は、ヴェテラン勢が積極的に活動、良作をリリースしていた印象です(`・ω・´)
ぜひ、お気に入りの作品をみつけて下さいね(^-^)
Alicia Keys『ALICIA』
世界で3,000万枚以上のアルバムセールスをほこる歌姫アリシア・キーズ。
セルフタイトルとなった7枚目のスタジオアルバムが、いよいよリリースとなりました!
本作は元々、今年の3月にリリース予定だった作品ですね。
コロナウイルスの影響で延期が続いていたので、待ち望んでいたファンも多かったと思います(^-^)
かくいう私も、その一人なのですが(笑)
全盛期のアリシアと比べると、歌唱力はちょっと落ちたかなぁという印象。もう39歳ですから、、、しかし、その分経験から語られるリリックの表現力、抑揚の付け方がとても巧いんですよねー
政治や社会情勢に真っ向から挑んだソウルフルな意欲作です(`・ω・´)
偶然か必然か。こんな世の中だからこそ、彼女の力強さの中にある優しさが胸に刺さります。
BES『LIVE IN TOKYO』
川﨑のヒップホップグループ“SCARS(スカーズ)”でも唯一無二の存在感を放っていたベス。
2年前にリリースされたソロEPや“ISSUGI(イスギー)”とのジョイント・アルバムを経て、いよいよ4枚目のニューアルバムがドロップ!
彼のリリックとフローには、かなり影響を受けたリスナーも多いのではないでしょうか?(私もその一人です)
活動休止からの復帰直後は、なかなか思うように実力を出せなかった様子のベスですが、本作では全盛期さながらのフローを披露しています。
努力と継続の力ですね。これは完全復活といっても、過言ではないでしょう!
環境の変化から垣間見える、ピースフルな楽曲も格好良いですが、ベスの魅力はやっぱりダークサイドな“黒さ”ですねー
“BLAHRMY(ブラーミー)”とのフロー巧者同士のコラボは、特にブッ飛ばされました!(トラックもヤバいです)
6IX9INE『TattleTales』
プエルトリコとメキシコ系アメリカ人の両親を持つブルックリンのラッパー、シックスナイン2枚目のスタジオアルバム。
絶賛服役中だった彼ですが、刑務所内でコロナが蔓延した影響から自宅療養となり、アルバム制作に勤しんでいたようです。
「少しは反省したのかなぁ?」と思って聴いたら、口を開けた瞬間に暴言をまき散らしてましたね(笑)
「ギャングの情報を警察に売り飛ばしたよ」ってネタで、楽曲配信(しかもシングルwww)
まさしくスニッチとしての人生を貫く彼に、批判が集まるのも当然といえば当然、、、
でも、ラップはなんだかんだ格好良いんですよねー
特に“AKON(エイコン)”とのコラボは、ビックリしました!「Konvict Muzik」ってシャウトしてた頃の雰囲気そのまま!エイコンの土俵で、ラップしてるシックスナインも新鮮で◯
まぁ、英語のスラングがほとんどわかんない私でも「ヒドイなぁ(笑)」と思うんだから、日本語だと聴けたもんじゃないんでしょうね、、、。
憎まれっ子世にはばかるってホントなんだなぁー
仮に人気が出ても、日本には来ないでね(笑)
RYKEY『DEMO TAPE』
1年間の長旅に出かけてしまった八王子のラッパー、リッキーから最高の置き土産が届きました。
邦楽ヒップホップが好きなら、彼を知らないリスナーはいないであろう今、なぜ敢えて『デモテープ』というタイトルを付けたのでしょうか?
それは、ラッパーだけでなく、人間としての”リッキーを表現する”という意思が組み込まれているのではないか?と考えました。
度々、SNSでの発言が物議をかもしていた彼ですが、プラス・マイナスどちらの発言も、しっかり楽曲に反映しているんです。
タイムリーでめっちゃフレッシュなリリック、改めて“本物のラッパー”だと感じましたね。
【何かを始める時の始まりはいつも悔しくて カネが無くて、ヤツが羨ましくて そんな時こそ俺は自分を信じたのさ 自分を知れた時こそ初めて人を知れた気がした】
特に、このラインはグッときました。
今のシーンには、彼が必要!早く戻ってきてほしいですね、、、。
Big Sean『Detroit2』
“Kanye West(カニエ・ウェスト)”が認めた天才ラッパー、ビッグ・ショーンの5枚目のスタジオアルバム。
コロナウイルスの影響で、6ヵ月間の延期を経て、満を持してリリースとなりました!
2012年に100万回以上ダウンロードされた大人気ミックステープ『Detroit』の続編で、前作同様に新旧のアーティストが入り乱れる豪華な客演陣!
昨年、銃撃事件により亡くなってしまった“Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)”との楽曲も、もちろん収録されています。
ビック・ショーンによる変幻自在のフローと言葉選びは、相変わらずの秀逸さ!
むしろそのラップにピッタリと寄り添うトラックセンスに感服していると、エグゼクティブ・プロデューサーにはカニエ・ウェストの名が、、、。
なんだか聴きなれた編曲だと思っていたら、そーゆうことか(笑)
某日本映画の大ネタ使いもしっかり収録されていて、ファンとしては嬉しい限りです(*‘∀‘)
Joji『NECTAR』
アジアのカルチャー・シーンを世界に発信する“88rising”に所属。大阪出身ニューヨーク在住のシンガー、ジョージのセカンドアルバム。
コロナの影響で、2ヵ月ほど遅れてのリリースとなりました。
元々は、コメディー動画を配信するYouTuberだったジョージですが、音楽に専念するために2017年に引退。
翌年にリリースされたファーストアルバム『BALLADS 1』は、米R&Bチャートで1位を獲得!音楽家としても、類まれなる才能を持っていることを、世界中に知らしめました。
本作では、トラップ・ソウル、ベットルーム・ポップ、オルタナティブロックの要素を取り入れ、ローファイ・サウンドに磨きがかかった印象。
前作が「自分の好きな音楽を詰め込んだ作品」であるとすれば、本作は「様々な音楽を自分の好きなテイストに漬け込んだ作品」だと感じました。
正直、音楽活動をスタートさせた時は、こんな有名なアーティストになるとは思ってなかったのですが(笑)
アジアを代表して、世界で活躍してほしいですね(`・ω・´)
YoungBoy Never Broke Again『TOP』
高クオリティーの楽曲を配信しまくっているバトンルージュ出身の若手ラッパー、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインのスタジオアルバム。
ぶっちゃけ、何枚目のアルバムで、何枚目のミックス・テープなのか全然わかんなくなっちゃいましたが(笑)
とりあえず今年は、2月と4月にも配信してるので、本作だけでもすでに3枚目のリリース(^^;)
しかも、数打ちゃ当たるみたいな売り方はしないのが、彼のスゴイところ。
しっかり格好良くて、リスナーが彼に求めているであろう期待の中心を捉えてくるんですよねー
どんだけ創作意欲あんだよ(笑)って感心しちゃいます。
幼少期からヒップホップ漬けだったことから、若くして経験豊富!歌物を得意とするラッパーの中でも、かなりスキルの高いアーティストだと思いますね。
最近のラッパーでは、珍しく客演がタイトなのも◯
本作では“Lil Wayne(リル・ウェイン)“と“Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)”、ヴェテラン2人というキャスティングも渋いです!
EGO『THEPARY』
独特のリズム感とメロディアスなフローが魅力的なラッパー、イーゴの最新EP。
“ZEEBRA(ジブラ)”が立ち上げたレーベル“GRAND MASTER”から独立して、リリースされたんですねΣ(・□・;)
正直に申し上げますと、前作は洋楽ヒップホップの流行を意識し過ぎて、彼の良さがいまいち活かされてないんじゃないかなぁーと感じていました。
ですから“DJ MAKINO(DJマキノ)”と再びタッグを組んだ本作で、イーゴ本来の泥臭くも力強い等身大のリリックが聴けて、とても嬉しいです。
タイトルの通り、アーティストとして、一人の人間として、自分自身と真剣に向き合った作品なんだろうなー
安直な表現ですが、内容的にも名盤『EGOLOGY』の続編のような印象を受けました。原点回帰したイーゴのEP、要チェックですよ!
Moneybagg Yo,Blac Youngsta『Code Red』
同じメンフィス出身、大物ラッパー“Yo Gotti(ヨー・ゴッティ)”のレーベル”GMG”に所属していたマネーバッグ・ヨーとブラック・ヤングスタがタッグを組んでアルバムをリリース。
どちらも図太いフローを駆使し、がなるように言葉を吐き出すスタイルなので、息がピッタリですね。
豪華なタッグアルバムでもスタイルが対照的すぎると、良い相乗効果が得られなかったりしますから、相性って大事なんだなぁと思いました。
無駄をそぎ落としたシンプルなトラックが格好良い!
ダークな雰囲気も含めて、最近流行のエモ・ラップとは一線を画すハードコアな作品です。
ここ数年は、コンスタントにアルバムやミックステープをリリースしている二人ですから、今後の動向も楽しみですね!
NIKI『MOONCHILD』
“Rich Brian(リッチ・ブライアン)”や“Joji(ジョージ)”など、アジアを代表するアーティストで結成された音楽レーベル“88rising”
その看板アーティストの一人であるインドネシアのシンガー、ニキが2018年のデビューEP『Zephyr』を経て、待望のデビューアルバムをリリース。
本作は、パート1から3のセクションにわかれており、希望に満ちた世界からの落胆、そこから立ち上がる人生を連想させます。
前作からデビューアルバムに費やした2年という製作期間は、彼女にとって「とても苦しい時間であった」と発言していました。
それは、アンチによる非難の声かもしれませんし、期待に応えなければならないというプレッシャーであったかもしれません。
しかし、多くの困難を乗り越え、生み出された“彼女なりのアンサー”が、同じような苦しみを抱く人にとっての希望となるのではないでしょうか。
コメント