こんにちは!しゃかです。
全国的に緊急事態宣言も解除され、少しずつ日常が戻ってきたと思った矢先に梅雨ですよ(´・ω・`)
しかも、今年の梅雨は7月中旬くらいまで長引くそうで、局地的な大雨には十分注意したいところ。
さて、今回はそんな雨の日にぜひ聴いていただきたい「洋楽ヒップホップ&ソウル10選」をお届けいたします。
「Rain(雨)」が題材になっている曲って、感情をむき出しに歌っていたりして、ついついテンション上がっちゃいますよね。
雨の憂鬱な気分を乗りきれるような、気持ちいい音楽をご提供いたします(^-^)
EVE ft.Mashonda「Party In The Rain」
ハードコアなラップでお馴染みの“DMX”が率いる“ラフ・ライダーズ”のファーストレディー!
フィラデルフィア出身のフローがクソ格好いい女性ラッパーのサードアルバム『EVE-Oiution』に収録されていた一曲です。
悪天候なんて関係なく今すぐ踊りだしたくなるようなパーティーチューンは、同じくラフ・ライダーズの名プロデューサー“スウィズ・ビーツ”によるお仕事。
現在は、アリシア・キーズの旦那さんとしても有名ですね。
声が格好いいクセに、音楽デビューはコーラスグループとして活動していただけあって歌も巧いっていう(笑)
ホントずるい(。-`ω-)
ちなみに、フックを歌っている“マションダ”はスウィズ・ビーツの元奥さんだったりします、、、
今では考えられない地獄絵図のようなコラボですよね(笑)
SWV「Rain」
シェリル・ギャンブル、タマラ・ジョンソン、リアン・ライオンズの3人によって結成された女性ボーカルグループ。
SWVは“Sisters With Voices”の頭文字をとって名付けられたものでした。
最近では、クリスチャンラッパーと化したカニエ・ウェスト率いる“サンデー・サービス・クワイア(聖歌隊)”もカバーをしています。
雨の日といえば、この曲は外すことができませんよね!
「Rain」は、SWVのファーストアルバムで多くの制作に関わった“ブライアン・アレクサンダーモーガン”によるプロデュース。
サードアルバム『Release Some Tension』では「Rain」のプロデュースが唯一の仕事となり、その後は残念ながら目立った活躍はしておりませんが、ことSWVに関しては「やっぱりよくわかってんなー」と感心しましたね。
Raekwon ft.GHOSTFACE KILLAH「Rainy Dayz」
ニュー・ヨークはスタッテン・アイランド出身の大所帯ラップグループ“ウータン・クラン”のメインMCの1人であるレイクウォンのソロデビューアルバム『ONLY BUILT 4 CUBAN LINX』に収録されていた楽曲。
ウータンのラッパーでは“メソッド・マン”のヴァイブスが一番好きな私も、アルバム単体で考えるとレイクウォンのファーストに敵う作品はないでしょ!というくらいの名盤ですよね。
ホラーコアを思わせるような不気味なサウンドは、ウータンのリーダー“レザ”によるプロデュース。
ウータンでもお馴染みのゴーストフェイス・キラーとの掛け合い、シンガー“ブルーラズベリー”のコーラス。
そして、レイクウォンがバチバチにハーコーなラップをかますという嵐のような作品です。
Ashanti「Rain On Me」
アフリカ系アメリカ人の両親を持つ彼女のアーティスト名は、かつてアフリカのガーナにあった“アシャンティ帝国”への敬意を込めて名付けられたそうです。
ゴスペルで鍛え上げられた歌唱力と持ち前のダンスパフォーマンスを武器に、デビューアルバムで一気にスターダムに駆け上ったアシャンティ。
デビューアルバムの勢いそのままに、プラチナディスクを獲得したセカンドアルバム『Chapter ll』に収録。
シングルカットもされていたアシャンティの代表曲の1つです。
ちなみにトラックは、サザン・ソウル(ブルースやゴスペルをベースにした音楽)の先駆者“アイザック・ヘイズ”の有名なサンプリングですね(*´ω`*)
海外はもちろん日本の楽曲でもよくサンプリングされている名曲です!
Fat Joe ft.Lil Wayne「Make It Rain」
ニューヨーク初のラティーノ(ラテン系アメリカ人)ラッパーのファット・ジョーがヤングマネーのボス“リル・ウェイン”を迎えたキラーチューン。
雨のように金が舞うインパクトのある映像と軽快なビートアプローチが印象的で、当時(2006年)のクラブシーンでは定番の一曲でした。
なんといっても、デビュー作でいきなり“ドクター・ドレ”の名盤『2001』を手掛けたヒットメイカー“スコット・ストーチ”のプロデュース曲ですから流行って当然!
ファット・ジョーといえば、若くして亡くなった伝説のラッパー“BIG L”やリリシスト“O.C.”を要した90年代を代表する大所帯クルーD.I.T.C.(Diggin’ in the Crates Crew)のメンバーとしても有名ですが、最近でもがっつりハードコアなラップをかましているんだからホント頭が下がります。
K. Michelle「THE RAIN」
シンガーソングライターのキンバリー・ミシェルは、ソウルミュージック発祥の地、メンフィス生まれ。
幼い頃から音楽の英才教育を受け、なるべくしてシンガーとなりました。
彼女の魅力はなんといっても圧倒的な歌唱力。そして、大衆の評価を気にしないで、自分の伝えたい気持ちを包み隠さず表現するスタイルにあります。
2年振りとなったアルバム『All Monsters Are Human』の先行シングルとしてリリースされた「THE RAIN」は、アトランタ出身のラッパー兼プロデューサー“ジャゼ・ファ”による楽曲。
雨のような困難に立ち向かう恋の歌は、ニュージャック・スウィング時代を牽引したソウルグループ“ニュー・エディション”の名曲「Can You Stand The Rain」のカバーソングですね。
Aitch x AJ Tracey「Rain」
フリースタイルでも才能を発揮している若干20歳の若手ラッパー“アイッチ”と次世代のUKグライム(ハウス×ラップ)ブームを築き上げたラッパー“AJトレーシー”による楽曲。
特にアイッチは、イギリス最高峰の音楽授賞式で最優秀新人賞を獲得し、現在のUK(イギリス)シーンを代表するラッパーの一人です。
そしてダーティーなトラックは、グラミー賞にもノミネートされたアメリカメンフィス出身の若手プロデューサー“テイ・キース”によるもの。
“JP THE WAVE”のMVや“DA PUMP”の「U.S.A」でも取り入れられている【シュートダンス】は“ブロックボーイ・JB”と彼の楽曲「Shoot」がなければ生まれなかったんですよ。
今年の梅雨は、2020年の“旬”を詰め込んだUKのフロアキラーで決まり(`・ω・´)
Tamika Scott「Go Outside In The Rain」
ヒップホップレーベル”So So Def”の第一弾アーティストとして90年代を代表する実力派女性コーラスグループだった“エクスケイプ”のソプラノ担当をしていたのがタミカ・スコット。
創業者“ジャーメイン・デュプリ”のプロデュース力とエクスケイプメンバー4人の実力が相まって、数々のヒットを飛ばし、人気絶頂期に解散。
それぞれがソロ活動を経て、2017年に2度目の再結成を果たしましたが、メンバーの“キャンディ・バーラス”とタミカは少しばかり確執を抱えているようでした。
そんなタミカですが、昨年リリースしたシングル「Go Outside In The Rain」では、全盛期を思わせるような歌唱力を披露してくれています!
美しくも切ないピアノの旋律が印象的なトラックは、グラミー賞で最優秀ゴスペル楽曲賞を受賞したこともある“ワーリー・モリス”のプロデュース。
クレジットの“Xscape”の綴りは、ファンからしたら嬉しいですよね(^-^)
過去の過ちも雨のように水に流して、完全復活したエクスケイプがみたいところ。
Pop Smoke ft.Rowdy Rebel「Make It Rain」
今年の2月に、自宅を襲撃され、20歳という若さで銃弾に沈んだブルックリンドリルの先駆者ポップ・スモーク。
同じくブルックリン出身のラッパー“ロウディ・レベル”を客演に迎えた一曲。
ニューヨークのベテランラッパー“50セント”が全面プロデュースすることが話題となったポップ・スモークのデビューアルバム『Shoot for the Stars, Aim for the Moon』
5月リリース予定でしたが、ずるずる伸びております(笑)
7月にいよいよリリースといった所でしょうか(^^;
当然「Make It Rain」も収録予定なので、作品を心待ちにしておきましょう!
しかしながらここ数年、若い才能がいとも簡単に奪われてしまう、、、そんな悲しいニュースが多すぎますよね。
ドリルミュージックのような過激な歌詞の影響は少なからずあるのでしょうが、これ以上の悲劇が起こらないことを祈るのみです。
Tamia「Rain on Me」
アルバム売上世界一のギネス記録を持つジャズミュージシャン“クインシー・ジョーンズ”に才能を見出されたカナダのオンタリオ州出身のシンガーソングライター。
1998年リリースのデビューアルバム『Tamia』に収録されていた本曲は、クインシー節全開のソウルマナーに乗っ取ったミディアム・スローなバラードがずらりと並んでいました。
まさに、雨の日にぴったりのスロージャムと言えるでしょう(*’ω’*)
10代の頃からコーラスで鍛え上げられた歌声とスタイリッシュなルックスから、日本でもゴールドディスクを獲得するくらい人気があったので、知っている方も多いかもしれません。
ちなみに旦那さんはバスケットボールNBAで殿堂入りを果たしている“グラント・ヒル”
デトロイト・ピストンズを代表するスモールフォワードですね。
いかがでしたでしょうか?
たまには、雨の日に雨を題材にした音楽を聴くというのも、良いものですよ(*´ω`*)
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