こんにちは!しゃかです(*´ω`*)
今回は、2020年7月にリリースされたヒップホップ&ソウルの良盤をまとめてみました。
さすが夏本番って感じで、ビックタイトルのリリースが続いた7月!
ヒップホップ&ソウルの激アツ盤を聴いて、暑い夏を乗り切りましょう(`・ω・´)
Juice WRLD『Legends Never Die』
2019年12月に空港で発作を起こし、21歳という若さで亡くなってしまったシカゴのラッパー、ジュース・ワールドの自身3作目となる遺作アルバム。
アルバムリリース時の再生回数は、1日で7,000万回を突破!間違いなく2020年を代表する作品となることでしょう。
ダンスミュージック界のカリスマDJ”マシュメロ”、エレクトロ・ポップを中心に様々なジャンルで活躍する女性シンガー”ホールジー”、アトランタの人気ラッパー”トリッピー・レッド”などが客演で参加。
幼少期をロックやポップを聴いて育ったジュース・ワールドらしいセンチメンタルなギターサウンド、個性的な楽曲達が並んでいます。
当時、ジュース・ワールドはガン治療に使用されるような強烈な錠剤を服用しなければ、精神を保つことができなかったそうですよ(;_;)
彼女(MVの女性)との幸せな時間や、多額の富でも満たしきれない心の不安を綴ったリリックは、ドラッグ(彼の言う悪魔)への恐怖心を映し出しています。
PUNPEE『The Sofakingdom』
ラッパー、シンガー、DJ、トラックメーカーなど、様々な顔を持つパンピーの5曲入り最新EP。
先行で公開されたMV「夢追人」で、ラップスター”クレバ”がキレキレのライムをかましていて「かなりテンションアガった」という方も多いのではないでしょうか。
パンピーもクレバもトラック作れるのに、海外アーティストのプロデュースをしている“Nottz”のビートでラップしているという豪華さ(笑)
こういう意外さ、柔軟さがパンピーの魅力だったりするわけです。なんか構えなくてもいいというか、自然体で聴ける感じがいいんですよね~
実の弟でもある”スラック”との楽曲も最高でしたし、また”ガッパー”を加えて、PSGでのアルバムも聴きたいですよね(*´ω`*)
The Kid LAROI『Fuck Love』
メロディアスなフローが特徴的な、オーストラリア出身の16歳。キッド・ラロイのファーストフルアムバム。
ギターサウンドに感情を乗せて歌い上げるスタイルは、先程ご紹介したジュース・ワールドの影響を大きく受けているものと思われます。
ジュース・ワールドの大ファンで、レーベルメイトでもあったキッド・ラロイ。本作でもコラボ曲の「GO」が収録されていました(;_;)
エモ・ラップ、トラップ系の歌物は、食傷気味という方もいらっしゃるかと思いますが、アルバム全体の方向性がしっかりしている実力派ラッパーは大歓迎!これからが楽しみなアーティストです(^-^)
日本のアニメからインスパイアされたであろうMVやジャケットもいい感じ!ジュース・ワールドもナルト(特にサスケ)が好きでしたからね。。。
DCA『HOODIE GOODIE』
2012年に京都で活躍するラッパーやDJで構成されたDCAのファーストフルアルバム。
今年の1月にソロで名盤『FLOVVER』をリリースした13ELLを始め、WAWA、JAYLOXなど個性的なMCが、それぞれのスタイルを活かしたラップを披露しています。
13ELLのアルバムでもヤバいトラックを提供していた秋田のビートメイカー”BERABOW”ビーツが、メロディアスな雰囲気を作り上げていますよ(´-`*)
最近流行っているエモ・ラップのような歌物だけではなく、ダークネスなトラックにも乗りこなしていたり、飽きることなく楽しめるアルバムです。
余談ですが、彼らのYouTubeチャンネルの”神社部”が面白くて、私も最近、神社巡りにハマっております(笑)
Pop Smoke『Shoot For The Stars Aim For The Moon』
今年の2月に寝床を強盗に襲われ、20歳という若さで銃弾に倒れたポップ・スモークの遺作アルバム。
彼の音楽は、元ギャングスターのレジェンドラッパー”50セント”に大きな影響を受けていて、今回のアルバムの制作に関しても、50セントは全面的にプロデュースを務めています。
ブルックリン・ドリルの代表格として知られるポップ・スモークは、暴力や金、ドラッグについて綴った過激な歌詞と、ドスの効いたフローで人気を博しました。
そんな攻撃的な言動がヘイターの嫉妬を買ってしまい、残念ながら命を落とすきっかけとなったのかもしれませんね。
34曲にも及ぶ遺作アルバムには、エモ・トラップなど今後の方向性を模索していたであろう様々なジャンルとの融合を垣間見ることができます。
Gottz & MUD『VERTEX』
元々、ソロや別グループで活動していたラッパー、DJ、トラックメーカーなどが集まったヒップホップクルー”キャンディ・タウン”のメンバーであるMC2人によるフルアルバム。
トラップやブーム・バップを主体としたトラック上に、フリースタイルのようにラフで軽快なラップをカマしています。
とにかくゴッツとマッドは、キャンディ・タウンのメンバーの中でもリリックを書くスピードがかなり速いそうで、本作も制作開始から半年ほどで完成したそう(笑)
確かに、集中して短期間で仕上げた作品が、良い出来になったりすることもありますが、ずっとそのペースっていうのは凄い(笑)
ゴッツとマッドの変幻自在なスタイルの秘訣は、常に音楽と向き合う姿勢からきているんでしょうね!
Lianne La Havas『Lianne La Havas』
ロンドンを拠点に活動するソウルシンガー、リアン・ラ・ハヴァスの約5年振りとなる3枚目のスタジオアルバム。
大ヒットした前作は、ダンスナンバーを意識したデジタル色の強いアルバムという印象でしたが、セルフタイトルとなった本作では、90年代のネオ・ソウルを彷彿とさせるジャジーな作品となっています。
また、リアン自身の恋愛観を綴ったリリックが、等身大で自然体な雰囲気を作りだしているように思いました。
MVを観て頂くとわかるように、生音やライブ感を意識した制作風景から、純粋に音楽を楽しんでいる様子がうかがえますよね(´-`*)
トラップソウルやダウナー系のR&Bに飽きちゃったって方に是非、オススメしたい作品です(‘ω’)
KEIJU『T.A.T.O.』
大所帯ヒップホップクルーキャンディ・ダウンのケイジュによるメジャーレーベル移籍後、初めてのフルアルバム。
アルバムタイトルのT.A.T.Oは“Tiny Anthem, Tiny Oracle”の頭文字で“小さな賛美歌、小さな神命”という意味が込められています。
メジャーレーベルであろうがなかろうが「いつもの仲間たちと作り上げた音楽で自分たちの意思を貫いていく。」という強いメッセージを感じとることができますよね。
日本のオルタナティブ・ロックを代表するOKAMOTO’Sの“オカモトレイジ”もドラマーで参加しており、エモーショナルで都会的な雰囲気を作り出しています(*’ω’*)
ケイジュのメロディアスなフローは、メジャーレーベルに移籍しても健在ですよ!
Curren$y&Harry Fraud『The OutRunners』
知識豊かな表現力でライムを吐き出す「吐き出し屋」として人気のニューオーリンズ出身のラッパー、カレンシーとブルックリン出身のトラックメーカー、ハリー・フロードによるタッグアルバム。
ハリー・フロードといえば、モロッコ系アメリカ人の人気ラッパー“フレンチ・モンタナ”の初期作品をプロデュースしていたことで知られています。
本作でも、サンプリングを中心としたクラシカルなビートは健在で、カレンシーの煙たいフローともバッチリ絡み合っていますよ!
客演にはウィズ・カリファー、リック・ロス、ジム・ジョーンズ(懐いwww)など大御所ラッパー達が名を連ねています。
元々、一緒に共作することも多く、息の合った2人の新作ですから、良盤になることは約束されていたようなもの!流行りに流されないオリジナルスタイルをご堪能下さい(*´ω`)
owls『24K Purple Mist』
東京ストリートを中心に精力的に活動を行っているリリシスト、エミシと人気ヒップホップクルー“舐達磨”のプロデュースでも知られる日本屈指のトラックメーカー、グリーン・アサシン・ダラーによるヒップホップユニット。
昨年にリリースされたファーストアルバムの勢いそのままに、制作されたオウルズのセカンドアルバムは、タイトル通りストリートの煙たさ満点(笑)
客演のキャンディダウンのゴッツ、ドグマ、タツキ&スティッキーなど早々たるメンバー!オウルズの注目度の高さを感じますよね(*´▽`*)
エミシのリアルを表現したリリック、フローの格好良さはもちろん、ジャズ、ソウル好きとしては、グリーン・アサシン・ダラーのビートがホントにドツボ(笑)
しかも、めちゃくちゃ作品リリースしてるのに、全て高クオリティというのが素晴らしい!
コメント