音楽と生きてます!Shaka(しゃか)です。
時代は繰り返すといいますが、最近またまた肩パットが入ったジャケットやオールドスクールなファッションが目につくようになりました。
音楽においても、シティーポップや電子音を駆使したエモーショナルなR&Bブームが再燃していますよね。
そんなシンセサイザーを駆使した都会的なR&Bの流行は、80年代~90年代初期に起こりました。ソウルやR&Bは新しい音楽をどんどん吸収し、目まぐるしく流行が移り変わった時代でした。
今回は、そんな90年代初期に輝きをはなったソウルシンガー達をサルベージ(笑)
『シティーソウルな男性シンガーの名盤5選』を紹介します(`・ω・´)
ジェラルド・リバート(Gerald Levert)
なんて素敵な笑顔なのでしょう(^-^)
大御所感漂う彼は、アメリカでは「泣く子も歌う」ような音楽一家として名高い家系なのです。
ジェラルドの父親は日本のソウルシーンにも影響を与えた70年代を代表するソウルグループ『オージェイズ』のリード・ボーカルを担当していました。
ジェラルドのセルフプロデュース力はすさまじく、ソロデビューした80年代~90年代初頭にかけてヒット曲を連発。
そんな楽曲が詰まったのが、ミディアムバラードで構成された1stアルバムです。
現役バリバリで活躍していた2006年
心臓発作により、40歳の若さでこの世を去りました。
1stアルバム【Private Line/Gerald Levert】より選曲

フレディ・ジャクソン(Freddie Jackson)
見て下さい、この眼光。今夜の終電はあきらめて下さい(笑)
ジャケットからも伺えるように、フレディはソウルマナーを基調とした正統派のR&Bシンガーです。
同じくして80年代を代表する音楽プロデューサー『ポール・ローレンス』とグループを組み、音楽活動をスタート。
ソロでのデビューは29歳と遅咲きでしたが、デビューシングル「Rock Me Tonight」がR&Bチャートで6週連続1位を獲得するなど大ヒット。
同名をタイトルとしたファーストアルバムも100万枚のプラチナムアルバムとなりました。
しかし、アルバムのリリースを重ねると「リズムやサウンドが単調だ」と酷評をうけるようになります。
今回、選曲に使用した3rdアルバムは、そんなフレディの最高到達点だと呼び声高いラブ・バラードです。
3rdアルバム【Don,t Let Silp Away/Freddie Jackson】より選曲

アーロン・ホール(Aaron Hall)
80年代後半にR&BとHIPHOPを融合させた「ニュージャック・スウィング」という新しいジャンルを確立し、いちやく時の人となったカリスマプロデューサー『テディ・ライリー』
そのテディが中心となり、プロデュースしたグループ『GUY』でメインボーカルを務めたのがアーロンです。
今回ご紹介する作品は、そんなニュージャック・スウィングの最前線で活躍したアーロンがGUY解散後にリリースしたソロアルバム。
アルバム序盤はニュージャック・スウィングを代表するようなダンスナンバーが続き、後半はゴスペルで鍛えた歌唱力を存分に披露した傑作。
ダンスをされている方なら、必ず踊ったことがあるマストな1枚ですよね。
1stアルバム【The Truth/Aaron Hall】より選曲

キース・ワシントン(Keith Washington)
キースは幼少期からすでに歌の才能があり、地元のタレント・コンテストなどでも何度も優勝するほどの実力の持ち主だったそうです。
しかしながら、なかなかレーベルと契約を結ぶことができずに音楽活動を継続。フレディ・ジャクソンの3rdアルバム『Don,t Let Slip Away』で共演を果たしたことがきっかけとなり、91年にやっとのことでデビューアルバムをリリース。
“女性版アニタ・ベイカー“というキャッチフレーズも納得のミディアムスローでロマンティックなナンバーが揃ったアダルト・コンテンポラリー作品です。
アルバムは70万枚の大ヒットとなりますが、当時キースはすでに31歳。
ブラコンブームが最後期だったこともあり、その後はヒット曲に恵まれませんでした。
「あと5年早くデビューできていれば、、、」と悔やまれるアーティストの1人ですね。
1stアルバム【Make Time For Love/Keith Washington】より選曲

ラルフ・トレスヴァント(Ralph Tresvant)
アーロンホールと同様にニュージャクスウィングのシーンを牽引したボビーブラウン。
ストリートミュージックの申し子と言われたベル・ビヴ・デヴォーの3人。
そして、ボビーブラウン脱退後に加入した時点で、もうすでにソロ活動で人気を博していたジョニー・ギル。
などなど、実力派シンガーを要したグループ『ニューエディション』
本来、80年代のジャクソン5をコンセプトにプロデュースされた彼らのリズムとダンスのセンスは、アイドルの枠を余裕で超えていたのです。
そんなタレントだらけのニューエディションでメインボーカルを担当していたのがラルフでした。
ラルフのソロデビューはまさに失敗することが許されない一大プロジェクトだったのです。
ジミー・ジャム&テリールイス、シモンズ&カヨなど当時を代表する豪華なプロデューサー陣。
すでにニューエディションを脱退していたボビーブラウンがラップで参加した「ストーン・コールド・ジェントルマン」
「オールライト・ナウ」ではマイケルジャクソンが筆をとるなど、まさにラルフの全キャリアを注ぎ込んだファーストアルバムでした。
1stアルバム【Ralph Trasvant/Ralph Trasvant】より選曲

まとめ
80年代後半から90年代初期はヤンチャな不良の音楽というイメージのヒップホップとソウルマナーを基調とした紳士的なイメージのあるR&B。全く対局で壁のあった2つの音楽ジャンルが融合したことにより、ブラックミュージックは大きく変化を遂げました。
90年代後期になるとニュージャック・スウィングやブラックコンテンポラリーはヒップホップソウルやネオソウルなどより洗礼された音楽ジャンルへと移り変わっていくのです。
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